カナダ・学生ビザ延長について#1|私が留学中に学生ビザの延長申請をしなければならなかった理由についてお話しします。

今回は今まで触れてこなかったビザ取得時のややこしかった経験をシェアします。わたし自身、当時こんな情報が欲しかったけど日本語で紹介されているブログは全くありませんでした。多くの人に当てはまる内容ではないですが、少しでも私と同じ経験をされる人の為になれば嬉しいです。
まずは学生ビザ申請時の基本情報
学生ビザを申請する際、パスポートの期限があなたがこれから履修するプログラムの長さを満たしている必要があります。例えば、3年のプログラムの場合、有効なパスポートの期限も3年以上なければ、3年間分の学生ビザを発給してもらえません。有効なパスポートの期限が2年後に切れてしまう場合、いくらプログラムが3年間であっても、2年分しか学生ビザを発給してもらえないことになります。そしてその場合はカナダ国内で”学生ビザ延長”の手続きをしなければなりません。
私の場合、日本国内からカナダの学生ビザの申請をしたのですが、その際に私のパスポートの残存期間は2年7ヶ月しかありませんでした。私が入学するプログラムは3年制なのでこのままだとビザも2年7ヶ月分しか出してもらえないことになります。
パスポートは基本的に有効期限が1年未満でないと新しいパスポートに更新できない
そこでパスポートセンターに問い合わせたところ、担当の方がとっても不親切で『残存期限が1年以上あるパスポートは絶対に切り替え申請できません!!!』と私の話は突っぱねられてしまいました。当時はあまりビザに関する知識もなかったですし、専門家の方を雇っていなかったので、じゃあカナダ国内でビザ延長するしかないなぁと諦めてしまいました。
特別な条件以外は、残存有効期限が1年以上あるパスポートの更新はしてもらえないのは事実です。でも、以下の場合は特別に切り替え申請を受理してもらえるそうです。
- 就労や留学などの目的で査証を取得する必要がある場合
- パスポートを紛失した、汚してしまった、損傷したなどの場合
- IC旅券でない旅券からIC旅券に切り替える場合
- 査証欄の余白が残り少なくなった場合
- IC旅券のICが故障し、新たなIC旅券に切り替えたい場合
えぇぇぇぇぇ!就労や留学目的であればパスポートの更新をしてくれる!!!私は一人の担当者の方からしか話を聞かなかったので、諦めてプログラム期間を満たしていないパスポートのまま学生ビザを申請することにしました。今思えば後悔!勉強をしながらパスポートを現地で切り替え、ビザも延長し、延長許可されるまでかなり待たされ、全ての申請費用もまたかさみ、あらかじめパスポートを切り替えておけば持つことのなかった不安とストレスを抱えることになります。
留学など明確な目的がある場合はパスポートの残存期限が1年以上であっても新しく切り替えてもらえる
上にも記した通り、留学目的であれば入学許可証など留学を証明できる書類をパスポートセンターに持って行ってプログラムの期間を提示すれば新しいパスポートに切り替えてくれます
でも、私みたいに入学許可証があるといっても受理してもらえないケースもあります。その場合は、他のパスポートセンターに問い合わせてどうにかして新しいパスポートに切り替えておくことをオススメします。先ほども述べた通り途中で学生ビザを延長する場合、また一から全ての申請費用が掛かってしまいます。医療系や教育系のプログラムを履修される方は健康診断(約CA$300)もビザ取得の過程で求められます。それ以上に異国で勉強をしながらまたビザの申請と向き合わなければならないのは結構なストレスです。
学生ビザは慎重にやれば自分で申請できますが、こういった失敗をしたくない方は安くはないですが、お金を払ってプロの方にお願いするのもいいと思います。
次のブログでは、実際にパスポートをカナダ国内で更新し、学生ビザ延長をするステップを紹介します。